2020年を振り返って

 2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちの生活が大きく変わった1年でありました。市政運営におきましても、予定しておりましたイベント等において、市民の皆さまの安全安心を最優先し、中止という苦渋の決断をしてまいりましたが、市民の皆さまをはじめ多くの関係者の方々へ窮屈な思いやご心配をお掛けしました。

 一方、本市にとって重要な位置付けとなる施設が完成いたしました。

 その一つが3月14日に開業したJR南伊予駅であります。本市で13番目となるこの鉄道駅には、車両基地も併設され、最新の転車台等の設備も整備されており、観光コンテンツの一つとしても捉えております。

 続いて、同月21日には、中山地域住民の念願であった「中山スマートインターチェンジ」が開通いたしました。近年、局地的集中豪雨が多発する中、災害発生時には救助・救護活動に加え、救援物資輸送ルートとしての役割を担うとともに、救急医療機関への搬送時間の短縮により患者の負担軽減にも大きな効果をもたらすものと期待を寄せています。

 そして、9月1日には「中山コミュニティセンター」がオープンいたしました。この施設は、介護予防事業を展開する拠点施設でもあり、より多くの皆さまが慣れ親しんだ地域で楽しく生活ができますよう、交流や憩いの場として積極的にご活用いただきたいと存じます。

現在、双海地域では、本年5月のリニューアルオープンを目指し、道の駅でもある「ふたみシーサイド公園」の改修工事を進めているところです。年間25万人を超える来場者を誇るこの施設は、本市の観光振興の中核施設であり、今後、地域や企業・団体等との連携によるさまざまな事業展開に期待しているところです。

2021年の抱負

 市政に携わりながら、今、ひしひしと感じるのは、伊予市の、それぞれの地域で暮らしている人々がその地域を愛し、子供たちや孫たちに向けて、また、100年先を見据えた未来に向けて如何にして存続していく事ができるかを真剣に模索していることです。行政は、その熱い思いをどうやってサポートできるかを真剣に考え、取り組んでいかなければならないと強く思っています。

一方で、少子高齢化、人口減少の波をとめることはできません。3万人が住み続けられる自治体であるためには、若い力が必要です。地域それぞれに抱える課題も多様化しており、全てのニーズに対して行政の力だけで対応するのは難しい時代になっています。企業の方々、また市民の参画、協力を得ながら、伊予市の市政が今後も持続可能となる最適解を追求しつつ、市政運営に努めなければなりません。市民ができること、行政ができること、街部と農村部がそれぞれの良さを生かしながら、つながりを強化していくことが、「持続可能なまちづくり」へ向けたステップとして重要です。

SDGsに謳われ、私自身も賛同している「だれ一人取り残されない伊予市」を目指し、市政に反映させていきたいと考えます。